2021/05/03

【米国株の取引】市場取引と株価が凍結~サーキット・ブレーカーでパニック勃発もある米国株の怖いところ

営業時間中なのに市場取引と 株価が凍結することもある米国株の怖さ😱に要注意



こんにちは!

アメリカ在住で株投資歴13年の元日本人・アメリカ人のYascoです。


私は毎日NYSEの営業時間帯は私のブローカー(Fidelity)が提供してくれているActive Trade Proという証券会社の人たちも使うようなライブ株価表示スクリーンを開けて、株価の値動きやタイムリーに入ってくる金融関係ニュースをウォッチしています。


        ↑私が毎日眺めているPCスクリーン

そうしていると、いきなり値動きがストップすることがあります。最初はまず我が家のインターネットの所為だろうと思うのですが、ごく稀に市場全体あるいは個別株の取り引きが一時的に凍結されたためである場合があります。

こうなると、普通の人間の心理として、”なんじゃこりゃ~!!😲”とパニック状態になりますよね。

とりわけ、昨年のコロナ不況で市場株価全体が瞬間的に暴落した時(2020年3月頃)が一番ひどかった!3月下旬辺りから連日このような状態に陥りましたので、正に😳😱😳😱状態になりました。


これには訳があります。米国の証券取引委員会(SEC)の取り決めによるもので他なりません。


実際にどういう時に市場全体(NYSE, NASDAQ, S&P500, Russell1000, QQQ)や個別株の取引きが一時的に凍結されるかというと、


1. 市場全体の取引凍結

市場全体が暴落しパニック売り状態に陥った時(”サーキット・ブレーカー”と呼ばれる)で、

  S&P500が午後3:25までに前日終値より7~13%暴落したら15分間の取引凍結

  (3:25以降だと4:00まで取引続行)


2. 個別株の取引き凍結

個別株が一時的に取引停止になる場合もあります。これも一種のサーキット・ブレーカーです。

例えば、5分間のうちS&P500やRussell1000あるいはQQQに属する個別株が10%以上乱高下した場合に15分間の取引凍結 


あとは、通常9:30の取引開始が遅延される場合もあります。 たいていの場合、倒産や合併、重大な経営方針変更など(良いニュース、悪いニュース双方)の発表を控えている場合が多く、それによって株価の乱高下が予想される場合です。しかし、大抵の場合は遅延されると言ってもほんの数分間だけです。


 

実際問題、上記のような状態がいきなり発生するので大抵の人は”何が何だかわからない状態”になり、理由が判明するまで余計な心配をしてしまいます。特に、私の場合、個別株が凍結されるとまずもって”倒産”が念頭に浮かんできますね。実際倒産となると、その企業株に充てていた投資額が全てパーになりますので、冷や汗もの😭です。

まぁ、だいたいこういう事態を多く経験すればするほど、度胸も育ってくるのか(?!)、サーキット・ブレーカーが落ちても、”あ~、またか~😑”みたいな感じになってきました。もちろん、人に依りますけども。

日本在住で米国株取引されている方は、朝起きてからびっくり仰天になるんでしょうか?


これがある意味、米国株の怖いところではあります。

こういう場合に必要以上にパニックにならないためにも、やはり日頃から企業研究は重要だということになると思います。

もちろん、市場全体のサーキット・ブレーカーはいくら企業研究しても意味がないですが、こういうことが発生し得ると知っているか知っていないかでも精神状態に大きな違いがでてくるのでは?と思います。

ただ一つ、こういう状態に陥っても決してパニック売りはしてはいけません!

これは自分への戒めでもあるんですが、損が大幅アップしているのを目の当たりにして、”売り”の誘惑に勝たなければ、毎回この繰り返しになってしまいます。

株取引って結構精神的に鍛えられるもので、逆に誘惑にすぐ負けてしまう人(精神的忍耐力の低い人)には厳しい世界かもしれません。


今回は以上です。

次回もどうぞよろしくお願いいたします!🙇





 



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