こんにちは!
アメリカ在住で株投資歴13年の元日本人・アメリカ人のYascoです。
前回の投稿で、私は個人的に「安定性や取り扱い易さは否定できないものの、ETFや信託投資、インデックス・ファンドは基本的におススメしない」ということをお話ししました。それはなぜかを説明しておりますので、まだお読みになっていない方は前回の記事を是非ご覧ください。
さて、ということは、「どうやって米国株で取引きすればよいのか?」という事になってきますが、
ズバリ、
私のポートフォリオの95%は個別株です。
それも、50%以上が普通に売り買いする個別株ではなく、オプション株です。オプション株はご存じの方も多いと思いますが、普通に売り買いする個人株とは違って少々煩雑な取引ルールがありますし、投資口座ある人が誰でもオプション取引できるわけではないので、このお話は改めて後日させていただきます。
兎にも角にも、今回は個別株を取引する時に最も重要になってくる秘訣についてお話ししたいと思います。
それは
☝Diversification (分散投資)☝です!
皆さん、よく個別株取引するなら、
GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft) ☚日本ではこちらの方が主流?!
や
FAANG(Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google) ☚アメリカではこちらの方が主流
にしておけば「最強大企業の成長株だからとりあえず安心」なんていうアドバイスを聞いたことはありませんか?
確かに、これら大企業は倒産する可能性は極めて低いので安全と言えば安全ですが、どの企業も同じテック分野に属しますから暴落する際はまとめて同時にそうなることも多々発生します。
ただし、GAFAMやFAANGの中で、唯一Miscrosoftは株価が乱高下することが珍しいと言えるでしょう。
逆に、一番不安定なのが、Facebookだと個人的には考えています。
どの個別株も決算報告時は内容によって乱高下するのは普通ですが、それに加えてFacebookは何かと政治的疑惑や独占禁止法に巻き込まれることが非常に多く、しょっちゅうアメリカ議会で槍玉に上げられ、CEOのマーク・ザッカーバーグの発言がよく物議を醸しだします。
結論として、成長株狙いであれば、GAFAMもしくはFAANGからせいぜい1、2企業に絞っておくことをオススメします。
そうした後に、テック業界/セクター(NASDAQ)以外に2、3業界/セクターくらい目星をつけましょう。
私の現在のねらい目は、
製薬(ファーマ)
エネルギー(燃料)
自動車(特にEV)
キャナビス(マリファナ)
ファイナンシャル(銀行)
などなどです。他にも航空・旅行・ホスピタリティーを考えていますが、まだ詮索中。。。
アメリカでは大体各ポートフォリオに20~30(最低でも15)の個別株を保持すべきと言われています。その上で、私は個人的に3~5業界ほどに分散するようにしています。
ただ、ここで一つ重要なのが、こうなってくると1業界/セクター辺り10株くらいまで保有することになりますが、ラージ・キャップ株とスモール・キャップ株とをミックスすることも重要になります。
総合して、1個別株当たりの投資額が総額の10%以上(理想は5%)にならないようにしましょう。ただし、Amazon(AMZN)、Google(GOOG, GOOGL)、Shopify(SHOP)やTesla(TSLA)のような超ラージキャップは例外かなと思います。この辺りは個人観で判断すれば良いのではないでしょうか?
最後に、分散投資は個人株に関してだけではありません。
個人株、公債・社債(Bond)とキャッシュに分散することも分散投資の一部です。
私はキャッシュに関しては、現在のように株式市場が好調な時は総資産額の10%以下を維持するようにしていますが、昨年のコロナ不況のような乱高下状態であれば一気に30%くらいのキャッシュ率に上げていました。
とは言え、上記に挙げたような要件全てを常に満たすようなポートフォリオを築けている個人投資家はそう多くはないと思います。だって、結構難しいですよ、上記全部を網羅しようとすると。
ただ、少なくとも同じ業界/セクターの株がポートフォリオ全体の30~35%以上満たすようなことがないようにして、そこから徐々に時間をかけて市場の動きに合わせて分散していけば良いのでは?と思います。
あまり”分散投資”にフォーカスを置きすぎて個々の株の知識などが薄れてしまっては元も子もないですからね。私個人的にはDiversificationに関しては、最低条件さえ維持しておけば後は完璧には拘り過ぎない程度に考えています。